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【買わなくても着物男子】着物を入手する方法は3通りあります。

2020/03/29

【この記事は約 5 分で読めます】

必要なものが分かったところで、
いよいよ自分の着物を手に入れましょう!

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主な入手方法

  1. (お金を出して)買う
  2. (お金をかけず)貰う
  3. 実は既に持っている

ざっくり分けるとこんなところでしょうか。
それぞれについて、細かく見ていきます。

(お金を出して)買う

おそらく大多数の人が考えているであろう手段。
必要なものはお金を出せば何でも買える時代です。便利ですね。
しかし「着物を買う」と言っても、
着物を扱っている店はいくつか候補があります。
その辺をさらに細かく見ていきましょう。

呉服店

いわゆる正統派の「着物屋さん」。

デパートだったり、ショッピングモールだったりには大体
有名な着物販売店が入っていると思います。
少なくとも、自分が住んでいる地域にひとつくらいはあるんじゃないかな。

着物屋さんで買うことのメリットは、なんと言っても
「分からないことや不安なことを全部解決できる」ことです。
コーディネートの相談から、着た後の着物のクリーニングまで、
着物に関することなら何でも頼っていいというのは大きな安心感のはず。

ただ、大体の着物屋さんは着物男子をターゲットにしていません
店先に出ているのはどれも女性の着物ばかりで、
男物は店員さんに聞いてみたら「あ、ありますよ」というレベル。

そして、近づきがたい
高価格商品ばかり置いてあったり、売りつけようとする店員がいたり。
「買うまで帰らせない」という圧を出してくるような人もいるらしいです。
そういう怖い思いをしてしまって、
着物屋さんがトラウマになる人もいるとかいないとかという噂。
(ググると死ぬほどHITしますね……)

てことで、個人的には全くオススメしない。
着物屋さんが全て悪い人とは言いませんが、あまりに多すぎます……。

リサイクル着物店

着物屋さんに行って高い物を売りつけられるなら、
最初から高い物を置いていない店に行けば良いのでは?

その発想は半分正しい。ただ、やっぱり半分違います

最近、古着屋さんが流行っていますが、着物にもあるんです。
全国的に有名なものだと「たんす屋」というのがありますね。
ほとんどの商品が中古品(古着)なので、高額なものはあまりない。
1万円以内で買えるような商品も結構豊富に用意されています。

古着でもちゃんと検品してからお店に並んでいますので、
基本的にはちゃんと着られるものを安く買うことができます。
自分のサイズを知っていればかなり着物選びの幅が広げられますね。

ただし! 身長が175センチ以上ある方、残念
中古で出回っている着物は昔の人に合わせて作ってありますので、
175センチ以上となると選べるものが極端に少なくなります。
あってもレア度が高いせいで他より高かったり。ちぇっ。

そして、「着物屋さん」ほどではない(と思うん)ですが、
やはり買わせようとして付きまとってくる店員さん、というのは存在します。

ネットショップ

こっそりと、とりあえず」必要なものを集めていくなら最適かもしれない。
誰にも邪魔されずに店内の商品をじっくり見比べることができます。
しかも、家から出なくて済むし。

リサイクル着物店と同じくらいの価格で新品が買えるサイトもあります。
入門用セットなんてのも置いてあったりするし、初心者歓迎な感じがする。

欠点は、家に届くまで実際に手に取れないことですね。
色だとか手触りとか、届くまで確かめられないので、
「思ったのと違う……」ということが起きやすい。

また、サイズを細かく確認することができない
(出来たとしても、調整きかない)ので、
100%のものは最初から求められない、ということに留意する必要があります。

個人売買

いわゆるメルカリとかヤフオクとかのサイト。

かしまさはあんまりメルカリを使ったことがないのですが、
ヤフオクなら、着物を探すのによく使っています。

ただでさえ安い古着がびっくりするほど安く落札できることもある。
また、あまりお店では見かけないようなものも見つかります。
(例えば、神社とかお寺用の着物……誰が買うんだろう)

巧く使えば一番お得なのですが、売主が着物に詳しいとは限りません
サイズが書いていない、男物と女物を間違えている、
素材がよく分からない、詳しい状態が分からない、など
届いた後で、写真で気づかなかった色々な問題が発覚する可能性があります。

あとは逆に、入手したけど着ていない着物を売るのにも使える。

(お金をかけず)貰う

お金を出さなければ着物が入手出来ないわけじゃない。
これ意外と盲点。

ただし、サイズが自分と一緒かどうかは運次第。

着物に詳しい知人に

例えばあなたが着物男子になりたいきっかけの人が身近にいるなら、
その人を師匠と仰いでいろいろ教えてもらう、というのもひとつの作戦です。

うまくいったら手持ちの中から着物をくれるかも知れないし、
そうでないとしても、いいお店を教えてくれるかも。

家族や親戚に

そんな知り合いはいない、という人は身内で探してみましょう。

一度も着物姿を見たことがないのに、お父さんが、おじいちゃんが、
もしくは叔父さんが、箪笥の中に着物の一式を揃えている可能性が大いにあります。
大島紬のアンサンブルだとか、意外と出てきたりするんですよ。

聞くだけならタダですから、まず聞いてみるがヨロシ。

実は既に持っている

そうですか。そりゃ良かった。
頑張って早く着られるようになりましょう。

ここで出てきた第4の選択肢。「3通りの方法」じゃなかったんかい。

拾う? そんなアホなこと人様にオススメするわけがありません。(笑)

「持たない」で楽しむ

着物男子になるためには自分の着物を入手することを強くオススメしますが、
実は、必要なものを持たずとも着物男子になる方法があるんです。

それが「着物レンタル」です。

成人式などの貸衣装の話ではありません。
(そこから入って頂いても良いわけですが)

最近、古い街並みが残る観光地などを中心に、
街歩きのための着物レンタルのお店が人気になっています。
そういうお店で着物をレンタルして街歩きをすれば、
自分で入手するよりもぐぐぐっっっっとお手軽に着物男子になれます。

必要なものは全部用意してくれるし、着付けもやってくれます。
「ちょっと試してみたいな」という人はまずここから試すのもアリかと思います。

しかしこの方法は、当然ながら「着物で外出する」ことがセットです。
誰にも見られず、こっそりと着物を楽しみたい人には向かないですね。

まとめ

  • 着物を買うならネット通販がおすすめ
  • 実店舗は店員さんのせいで嫌な思いをする可能性もあります
  • 着物に詳しい知り合いや家族から着物がもらえたら0円で済むかも
  • 「とりあえず」の人は着物レンタルで体験してみるのが一番簡単

 

というわけで、
今回は「自分の着物を入手する3通りの方法」についてまとめてみました。

では皆様、良い着物生活を!
かしまさでした。