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着物男子になるために、自分に合う「サイズ」を知っておこう!

2020/04/04

【この記事は約 4 分で読めます】

着物男子になるために必要なものを紹介したので、
実際にものを入手していくわけですが、
その前に自分の「サイズ」を知っておきましょう。

「着物は着付けで調整がきく」とは言われますが、限界がありますし
やはり自分にちょうどいいサイズを選んだ方が勿論着やすいです。

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1尺≒38cm

着物屋さんのサイトを見ていると、今でも「○尺○寸」という
サイズ表記をしていることがあります。

1尺=だいたい38センチ*

です。まずこれを覚えましょう。
1寸はその10分の1、1分はさらにその10分の1です。

*より正確に表すと「37.8787…..cm」となります。

1尺≒30.3センチと思っている人もいるかもしれません。実はそれも正解です。
尺には2種類あって、約30.3センチの方は曲尺(かねじゃく)といいます。

着物のサイズを表すのに使う尺は鯨尺(くじらじゃく)といって、約38センチなんです。
お間違えのなきよう。

以前、和装下着の記事で褌を紹介したときに「六尺褌」というのがありましたが、
あの「六尺」も38×6=約228センチの長さがあることから付いた名前なんですよ。

長着のサイズ

以下に示すのはあくまで標準的な長さですので、
体型や好みによって、少し加減してみて下さいね。

まずは長着のサイズについてですが、
知っておくべき長さは「身丈(みたけ)」と「(ゆき)」の2つだけ。
この2つがちょうど良ければ、大体大丈夫のはずです。

身丈とは首の後ろ(背中心)から裾までの長さ(=縦の長さ)、
裄とは背中心から手首までの長さ(=横の長さ)です。

身丈の目安

「身長-25センチ」が一般的な目安です。
身長が170センチの人なら、身丈は145センチを中心に選びましょう。
許容範囲は±5センチくらいまでが限度だと思います。

より正確にちょうどいい身丈を確かめるには、長着を羽織ってみて、
長さがちょうど地面スレスレくらいのものがベストです。

裄の目安

既製品の場合は、身丈をもとにサイズを選べば
自ずと裄の長さも決まります。

身丈が145センチくらいのものなら、
裄は74センチくらいが標準かと思います。

こちらも、より正確に確かめるなら、
「着ている時にちょうど手首が隠れるくらい」が丁度良い長さです。
裄丈は腕を下ろしている時の方が長く出ますので、
腕を真横にした状態で、半分くらいは手の甲に掛かっているはずです。

長襦袢のサイズ

長襦袢でも、見るポイントは「身丈」と「裄」です。

特に「裄」の長さは長着よりも短いことが重要です。
そうでないと、袖口から襦袢がはみ出してしまい格好悪いです。

BAD!
GOOD!

長着よりも1~2センチ以上短いものを選びましょう。
裄が短ければ、身丈も長着より長いということはないはず。

短すぎる分にはさほど困りませんが、極端に短いのも着心地悪いです。

羽織のサイズ

羽織もやはり「身丈」と「裄」で選びます。

特に、裄は長着の裄よりも1~2センチ長いことが重要です。
羽織から長着や襦袢がはみ出していると、やっぱり格好悪いです。

身丈は腰くらいまでの長さがあれば大丈夫です。

袴のサイズ

袴は「紐下寸法」という長さでサイズを表します。

腰骨の位置からくるぶしまでの垂直距離を測るのが正確な長さですが、
長着の身丈x0.6という計算式でも導くことができます。

身長170センチ、身丈が145センチの人なら、
標準的な袴の長さは145×0.6=87なので、87センチとなります。

まとめ

  • 1尺=約38cm
  • 長着の身丈=身長-25センチ
  • 襦袢の裄=長着より1~2センチ短く
  • 羽織の裄=長着より1~2センチ長く
  • 袴の長さ=長着の身丈x0.6センチ

実際に着物を買うときは、通販サイトに掲載されている
身長に応じたサイズの表などもよく確認してから購入しましょう。

 

では皆様、良い着物生活を!
かしまさでした。