スポンサーリンク

【着物男子のアイテム解説 Vol.8】羽織

2020/04/04

【この記事は約 3 分で読めます】

着物のアイテムをひとつずつ紹介していくシリーズの第8回、
今回は「羽織」について説明していきます。

何が必要なのかはこちらの記事にまとめておきました!


また、「着物男子のアイテム解説」のタグから、
個別のアイテム紹介の過去記事一覧を読むことが出来ます。

広告

コートというかジャケット

羽織は着物の上に重ねて着るコートのようなものですが、
着物の中での扱いとしては「ジャケット」に近いものになります。

そもそもの用途が防寒用だったそうで、そういうところはコートと似ているものの、
羽織は室内に入っても脱ぐ必要はありません。
だからやっぱり、コートよりもジャケットに近いですね。

ジャケット姿というと少なくとも「ちょっとよそ行き」ですが、
着物でも羽織を着ると着物姿の風格が一気に増します。カッコイイ。

漂う「オトナ」感。

基本は長着と一緒

羽織の選び方ですが、基本的に「長着と一緒」です。

長着が袷のものなら羽織も袷のもの、単なら単のものを合わせます。
夏用に絽の羽織というのもあります。スケスケで涼しげ。

最初から同じ生地の長着と羽織がセットになっているものもあります。
こういうセットのことを「アンサンブル」と呼びます。
着物と羽織が同じ素材なので完全マッチング。
セットで売っているのでサイズの問題も起きませんね。

もしくは違う色のものを取り合わせると、様々なお洒落が楽しめます。
アンサンブルを何種類か用意して、着物と羽織の組み合わせを変えてみるのも
楽しいかも知れません。

後日画像掲載予定

羽織と長着のコーディネート例

紋付羽織で略礼装

長着のときに家紋の入っているものは礼装用と書きましたが、
これは羽織でも同様です。

また、どんな着物でも上に家紋の入った羽織を着ることで
礼装とすることができます。

さっきの着物で黒羽織にしてみた。

現代ではそんな略礼装が必要なシチュエーションがありませんが、
黒紋付羽織を上に着るだけで何でも礼装にできるって、便利ですね!
洋服では出来ない芸当です。
(でも、羽織を脱ぐと普段着になってしまうので、
この場合に限り暑くても脱げない状態です……)

極論を言えば、「浴衣に黒羽織」も成立するんですが・・・・・・。

「お代官様、お呼びでごぜぇやすか」

モロに時代劇感が出ます。
てか、浴衣を礼装にしないといけない場面が皆無なんだってば

どんな羽織を選んだら良いか

では、最初の1枚はどんな羽織を選んだらいいのか。

ネット通販で買うときに「アンサンブル」を選べるなら、
まずそれが一番間違いないです。
長着と同じ色、同じ生地。サイズもバッチリ、間違いなし。
どうしても冒険してみるなら、同じサイトで売っている中で
着物と羽織を違う色で、別々に買うこともできます。

いずれ「こんな色が欲しい」というのは出てきますので、
まずはそこまでアグレッシブな選択をしなくても良いかと……w

まとめ

  • 羽織は着物のジャケットみたいなもの
  • 長着と同じもの(アンサンブル)を選べば間違いなし
  • 紋付羽織を着ればなんでも礼装にできる

 

以上、
今回は「羽織」について説明いたしました。

では皆様、良い着物生活を!
かしまさでした。