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「こういう着物男子になりたい!」~かしまさが着物に興味をもった3つの理由~

2020/04/12

【この記事は約 5 分で読めます】

着物男子になるための3ステップの中で、実践に取りかかる前に
まずは着物男子になってやりたいこと、
「自分のなりたいイメージを明確にしよう」ということを書きました。

というわけで、かしまさはなぜ着物に興味をもったのか、
着物男子になったらなにをしてみたいと思っていたのか、
そのあたりのことを書いてみようと思います。

……思いっきり、自分語りですね(笑)。
ただ「こんなことがきっかけでもいいのかぁ」なんて思って頂ければ
それで良いかと思っています。

理由なんて人それぞれですし、無くたって良いものなんですし。

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芥川龍之介にドハマリした

いちばん直接的なきっかけになったのは、芥川龍之介でした。
高校2年くらいでしたかね。

国語の教科書に「羅生門」が載っていて、他のものも読み進めていくうちに、
いつしかそれら作品の書かれた大正時代のものに興味の対象が移っていきました。
なかなかいないと思います、芥川龍之介きっかけで着物を着始める人。(笑)

なんで大正時代だったのかな。
着物といえば既に昔の服
つまり江戸時代までで進化が止まっていると思っていましたから、
登場人物が近代になってからも着物を着ているということに
少なからず衝撃を受けたのかも知れません。

そして、近代以降も通用したということは、
現代でも着物姿でいてちっともおかしくないじゃないか、
俺も着物姿になってみたいぞ、と
多分そんなことを考えていたんだと思います。

なぜいきなり「ちっともおかしくない→着てみたい」
と話が飛躍するのかと思われていそうです。
もちろんそこにもちゃんと理由があります。

洋服のお洒落が分からなかった

着物に興味をもったかしまさ(当時16歳)でしたが、
決してファッション感度が高かった訳ではありませんでした。
服を選ぶ時も「暑さ寒さ凌げりゃそれで充分」くらいに思っていました。
(というか、今でも……思っています)

お洒落をしようにも、自分に何が似合うのかが分からないし、
格好いい服をどこで買えるのかも分からない。
それに、ちょっと本気出してお洒落してみたつもりでも
「ちょっとそれどうなのー?」みたいなことを言われたりすると、
ファッションとかどうでもいいやい、という気持ちになりますよね。

結局、「格好いい服」「似合う服」の基準が分からなかったんです。
そういう情報がない、というか積極的に取り入れていなかったからですね。
そんなときに着物に興味をもって「格好いい」と思ったものですから、
俺に似合う服は着物だー! と突っ走ってしまったんですね。

しかも当時の自分の周りに着物に詳しい人は皆無でした。
ということは着物さえ着てしまえば、
どんな着方をしていようが文句を言われようがない、と思ったんです。
「着物のことは俺が一番詳しいんだからこれでいいんだ」みたいな感じで。

しかし、お洒落とかどうでもいいと考えていたところで、
なぜ着物なら着てみたいと思えたのか。
その理由を考えていたら、
なんと答えは高校時代からさらに遡ること10年前にありました。

七五三の着物が気持ち良かった

記憶に残る中で一番最初に着物を着たのは七五三のとき、つまり5歳のときです。

勿論その頃は着物が好きとか嫌いとか全くなく、
神社にお参りに行くためになんか変わった服を着るという認識でしかなかった訳ですが。

初めて見るいろんなパーツを紐でぐぐっと締めながら着せられて、
苦しいよ~、と最初は思っていたのですが、
鏡に映っている自分の姿を見てびっくりしてしまいました。格好良くて

ふわりとした沢山の布に包まれている感覚も心地よいものでした。
歩く度にしゅるしゅると脚に触れあってなんだかくすぐったいし、
長い袖はひらひら柔らかくて、てろてろ光っているし、
何度か初詣で行ったことがある神社も、着物姿で歩いていると
特別な存在になったようでとても清々しく思えました。

それが原体験だったわけです。

つまり、「着物姿になってお殿様気分を味わった」ときの気持ちよさが
意識の底にずっとあったのが、高校時代に呼び起こされたと。

それもあってなのかも知れませんが、今、着物を着るときにも
「気持ちいい」「かっこいい」という意識があるような気がします。

洋服を着るときに気持ち悪いとかかっこ悪いと思っている訳ではありません。
でも、着物の方が落ち着くというか、体がそれを求めているように思えます。
なんだかとっても官能的なことを書いていますね(笑)。

着物男子になってやりたかったこと

と、いったところで、以上のような理由で着物に興味を持ったかしまさは、
当時、着物でどんなことをやりたいと考えていたのでしょうか。
理由が理由なので、
着物を着ること」自体が目標そのものと言われればそうでしたが、
ひとつだけ明確にやりたいことを思い描いていました。

それは、着物姿で浅草を観光すること、でした。

当時のかしまさは大学受験間近だったこともあって、
無事大学生になったら浅草に行ってみようと思っていたところだったんです。
それで、せっかく行くなら着物を着て存分に楽しもうと、
それを励みに受験勉強を頑張りました。

もうそんな日々も遠くになりましたが(笑)、
初めて着物を着て浅草まで出かけたときの高揚感は今でも忘れられません。
そして今でも、着物男子になるとテンションが上がります。
ただの服なのに着るだけでそうなるんですから、
原体験がいかに大きな影響を及ぼしたものかと思いますね。

随分と長い自分語りをしてしまいました。
ここまで長いのは今回限りだと思いますので、大目にみといてください。

では皆様、良い着物生活を!
かしまさでした。